2011年5月15日日曜日

Provisioning Portal の謎 ~ひとまず訳してみる 002~Certificate (証明書)  続き

証明書署名リクエストの受理

チームの代理人とチームの管理者はiOS Development Ceritificate リクエストを受理するか拒否する権限を有しています。チームメンバーのリクエストを受理もしくは拒絶するには、チーム管理者は最初に全員のCSRを発行する必要があります。承認のためにCSRが発行されたら、チーム管理者はCeritificatesセクションにおけるDevelopmentタブに誘導されます。ここにおいて、CSRは各リクエストに対応したアクションをクリックすることで受理もしくは拒絶されます。
  1. CSRが受理もしくは拒絶されると、リクエストを発行したチームメンバーはe-mailによって証明書のステータス変更を通知されます。CSRを発行したチームメンバーと、チーム管理者に対して、それぞれiOS Developer Certificate が存在します。



Development Ceritificate をダウンロードしてインストールする

  1. Portal の‘Certificates’ > ’Distribution’において、コントロールキーを押しながら"WWDR Intermediate Certificate" リンクをクリックし、"Saved Linked File to Downloads" を選択し、証明書のダウンロードを開始します。
  2. ローカルマシンにおいて、WWDR Intermadiate certificateをダブルクリックしてキーチェンアクセスを起動し、インストールします。
  3. CSR受理によりチームメンバーとチーム管理者は Provisioning Portal の 'Certificates' セクションを通して、それぞれの証明書をダウンロードできます。証明書の横に記載されている 'Download' をクリックすることでローカルマシンに iOS Development Certificate がダウンロードされます。
  4. ローカルマシンにおいて、ダウンロードされた .cer ファイルをクリックしてキーチェンアクセスを起動し、証明書をインストールします。
  5. チームメンバーは自分自身の iOS Development Certificates をダウンロードできるだけです。チーム管理者はチームメンバーの公開 certificates をダウンロードする権限を有しています。AppleはCSRのプライベートキーを受け取ることは決してありません。プライベートキーはオリジナルのキーチェーンを生成してシステムキーチェーンに保存したチームメンバー以外の誰にも利用できません。




プライベートキーを保存し、他のシステムに転送する
複数のマシンで開発したい、あるいはシステムOSを再インストールする必要がある場合に、プライベートキーをどこか安全な場所に保管しておくことが非常に重要です。プライベートキーが無ければ、Xcode においてバイナリーにサインは出来ませんし、Appleのデバイスにおいてあなたのアプリケーションをテストすることも出来ません。CSRが生成されたとき、キーチェーンアクセスアプリケーションはログインキーチェーンにプライベートキーを生成します。このプライベートキーはあなたのアカウントと結合されておりOSの再インストールなどで失われた場合には再生セイすることが出来ません。もしも複数のシステムで開発を行うのであれば、開発用マシンの全てにプライベートキーをインポートする必要があります。
  1. プライベートキーと証明書を安全に保管し、複数のマシンで開発を可能にするには、キーチェーンアクセスアプリケーションを開き、「鍵」カテゴリを開きます。
  2. iOS Development Certificate に関連づけられているプライベートキーをコントロールキーを押しながらクリックし、そしてメニューの「アイテムをエキスポート」をクリックします。プライベートキーは iOS Developer : <First Name> <Last Name> の公開証明書とペアになって特定されています。 
  3. Personal Information Exchange (.p12) ファイルフォーマットでキーを保存します。
  4. このキーを他のコンピュータへインポートする際に使用するパスワードの入力を求められます。
  5. .p12ファイルはシステム間でやりとりできます。.p12をダブルクリックしてシステムにインストールできます。その際、ステップ4で指定したパスワードの入力を求められます。


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